カットオフホイールに関するよくある質問
Q1: カットオフホイールとは何ですか?
A1: カットオフホイール(カッティングディスクとも呼ばれます)は、金属、コンクリート、石材などの材料を素早く切断するための研磨工具です。持ち運びが簡単なため、作業者は自由に移動でき、様々な角度から工具を操作して切断することができます。一般的な工具としては、ダイグラインダー、アングルグラインダー、空圧式/電動式切断工具、カットソー、丸鋸、ガソリン式鋸などがあります。主にパイプ、錆びたボルト、金属部品、車体パネルの切断に使用されます。
Q2: カッティングディスクの材質は何ですか?
A2:
- 主材質:樹脂バインダー(レジンオイド)と研磨剤を結合させたもの。使用に伴いバインダーが徐々に摩耗し、新しい鋭利な研磨粒子が露出することで、寿命が延びます。
- コア研磨材:一般的に使用される酸化アルミニウム(Al₂O₃)と炭化ケイ素(SiC)。
- 強化設計:耐久性のある切断ディスクはガラス繊維で強化されており、強度が増し、高圧下でも破損を防ぎます。
Q3: カッティングディスクの主な種類は何ですか?
A3: 構造と厚さによる分類:
- タイプの違い:
- T1型(タイプ1):全体的に平坦で、陥没はありません。
- T27型(27型):中央部が窪んでいるので、ツールフランジ・ロックナットとの干渉を避け、面際(ボルト切断など)での面一切断が可能です。
- 厚さの選択:
- 超薄型タイプ(0.04″/0.045″≒1.0/1.1mm):切断が速く、材料の損失が少なく、精密金属切断に適しています。
- 標準タイプ(厚さ0.04インチ以上):耐久性に優れ、切断時の砥石の揺れを軽減します。
Q4: アルミニウムを切断するにはどのような切断ディスクを使用すればよいですか?
A4:専用のアルミカッティングディスクを使用する必要があります。アルミニウムは融点が低く、柔らかいため、通常の研削砥石では材料が溶けたりバリが発生したりする可能性があります。専用のカッティングディスクは、特殊配合の酸化アルミニウムと炭化ケイ素の研磨剤を使用しており、低温を維持することで付着を防ぎます。アルミニウム、真鍮、青銅、銅などの軟質非鉄金属の切断に適しています。
Q5: 切断ディスクと研削ディスクの違いは何ですか?
A5:
- 類似構造 : どちらも樹脂結合研磨材で作られており、T1/T27 タイプがあります。
- 主な違い:
特徴 | カッティングディスク | 研削ディスク |
---|---|---|
厚さの範囲 | 0.04インチ~3/32インチ(≈1.0~2.4mm) | 1/8インチ~1/4インチ(約3.2~6.4mm) |
アプリケーション | 材料を90°で切断する | 複数の角度で表面を研削 |
安全警告 | 研削作業には厳禁です。 | 研削用に設計 |
- リスク警告 : 切断ディスクを使用して研削すると、高速回転により研削ホイールが破損する可能性があり、非常に危険です。
Q6: カットオフディスクを使用する際の安全ガイドラインは何ですか?
A6:
- 必ずPPE(保護メガネ、手袋、マスクなど)を着用してください。
- 90°の垂直切断を維持します。 斜め切断は研削ホイールの詰まりや破損の原因となる可能性があります。
- 切削ディスクを研削に使用することは固く禁じられています(Q5参照)。
- ツールと互換性のある研削ホイールのタイプを選択します (例: T27 は近接切削に適しています)。